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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 

田舎暮らしで飼うペットたち
せっかく田舎で広い土地を手に入れたのだから、ペットを飼いたいもの。このコーナーでは移住者の皆さんに(匿名の場合あり)、家族の一員となっているペットを紹介してもらいます。これから田舎暮らしの始める人も、その様子をのぞいてみてください。

第1回 坂田登さん・季実子さんご夫妻のウサギ「ミミ」

田舎暮らしの醍醐味
見るからに愛くるしい「ミミ」ちゃん。アナウサギの仲間です
 

春から秋に喫茶「陽だまり」を開いている坂田さんご夫妻。その店舗の横にはL字型の動物小屋があり、ウサギの「ミミ」ちゃんと16羽の鶏などが仲良く暮らしていました。坂田家では柴犬の「リュウ」も飼っています。動物好きのご夫妻にインタビューしました。
※今年の「陽だまり」は4月中旬オープン予定。HPはhttp://www.delphie.net/hidamari/main.htm
 
●●「ミミ」という名前だから、メスなんですか?

妻「いや、オスです。スペイン原産のロップイヤーという種類で、アナウサギの仲間。普段は耳が下がっていて、仕草が愛くるしいんですよ。だからミミと名づけました。鼻も豚みたいに動くんです。人なつっこくて癒されますね」

●●飼い始めたキッカケは?

夫「浜通りで下宿を営んでいる女将のところで、庭仕事を手伝ってくれと。その作業をしたお礼に、つがいの沖縄髭地鶏とミミをいただいたんです。2年半前くらいの話だけど、移住したばかりだから地元の人の話は聞かなければいけないと思って(笑)」

妻「いや、私がミミを見て『可愛いですね』とひとこと言ったら、『もってけ』という話になったのよ」

夫「そうだったっけ」
田舎暮らしの醍醐味
機嫌が悪いと暴れます。抱くときは後ろからそっと
田舎暮らしの醍醐味
ウサギと同居している鶏。手前がバンタム、奥が沖縄髭地鶏
 

●●餌は何を食べるんですか。

夫「基本はウサギ専用のペットフード。ホームセンターで売っています。それと毎朝ビスケットを4〜5枚と野菜、もちろん人参は大好きですね。夏は山にどこにでもある葛の葉と蔓を好みますし、冬は干したサツマイモの蔓や白菜も好んで食べます」

●●飼育で注意していることは?

夫「ミミはアナウサギの一種なので、地面を掘るのが得意です。深さ30cm・長さ3mくらいの穴はいつのまにか掘ってしまう。古いコンクリートを固めた地面も掘り返され、いちど脱走しました。また、抱かれるのが嫌なときは足でひっかいたり、鋭い前歯で噛みつきます。抱くときは首根っこをつかみ、後ろ側から抱くようにしてあげるとおとなしくなるんですよ。ちなみに、ウサギのミミには血管が集まっているので、そこはつかまないほうがいいようです」
 

田舎暮らしの醍醐味
手から餌を食べる鶏たち。まさにペット感覚です
 

●●ミミは6羽の鶏と同じ部屋にいるんですね。ケンカはしないんですか。

妻「しません。それどころか鶏の餌も一緒に食べるんですよ。地元の人の話では、ウサギのおしっこが鶏にとって消毒になるとか。この小屋は前の持ち主が何かを建てようと、コンクリートだけ打ってあったんですね。それと廃材を利用して、1カ月くらいの突貫工事で作ったんですよ。隣の部屋に10羽の烏骨鶏がいるんですが、その卵で店に出すカステラを作っています。卵をとる鶏は分けた方がいいと地元の人がいうので、2部屋にしました。鶏もみんな名前があるんです」

●●本当ですか?

妻「ミミと一緒にいるバンタムと沖縄髭地鶏は番長、番子、ブンチャン、フミチャン、ピーチク、お母さん。烏骨鶏はピヨコ、シロ、チロ、クロ、チャッピー、チャー、チャック、クッチャー、吉太郎、権兵衛。もちろん、見分けがつきます。私の手から餌を食べたり、肩にのってきたり、まさにペット感覚ですね」

田舎暮らしの醍醐味
鎌倉岳を一望できる敷地で、愛犬「リュウ」も元気に走り回っています
 
●●お二人とも動物が好きなんですね。

夫「東京時代はマンションでハムスターやシマリス、フェレットまで飼っていました。でも、大きな動物は飼えない。田舎で庭付きの家に住めたら、柴犬と鶏は飼いたいと思っていました。あっという間に夢が実現したんですよ」

●●ありがとうございました。