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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 


-あははおほほの田舎暮らしを始めるために-

No.53 2006年2月27日

貸家が出てこない理由

現在の都路運動場。その気になれば野球の試合もできそうです
 まもなく3月ですが、都路は温かい日と寒い日が交互にやってきます。これを三寒四温と言いますが、今冬はまさにそれが当てはまる感じです。これはシベリア高気圧の影響によるものですが、春が近づくと4日周期へ。1日目は気温が上がり、2日目は雨、3日目は西風で気温が下がり、4日目は再び気温が上昇、というサイクルを繰り返すのです。例年ならば3月上旬に三寒四温から4日周期に移行します。阿武隈山系もそろそろ春の気配が近づいてくるのではないでしょうか。

 さて、当社にはたまに貸家の問い合わせがきます。農村に少ないことは周知の事実ですが、テレビで事例を放映することが多く、その影響が小さくないようです。昨年もこんなメールが来ました。「私は田舎で暮らしたいと場所探しを始めた60歳の男で、3月までに住まいを見つけたいと情報を集めています。現在空家で、住める状態の家屋を月1万円で貸していただける情報がありましたら、ご連絡いただけないでしょうか。今は会社員ですが、5月で仕事をやめる事にしています。家族は4人で、妻と子供2人ですが、田舎に住むのは私1人です。妻と長男は仕事を持っています。東京都と福島に生活の拠点があって、それぞれが行き来できれば良いと考えています。そちらで就職はしません。年金生活ですので、畑仕事やご近所の手伝いくらいはできると思いますが、生活に慣れるまでは体力が小学生並みだと思います」。

 当社では「ご要望にお応えできません」と回答しました。この方は3つくらい誤解をしています。まず、住める状態の空家が月1万円程度で借りられると思い込んでいること。現実離れした話で、いくら農村でもその2〜3倍は見るべきです。安い貸家があるとしても、補修費を自分で負担する気持ちは必要です。次に、家族と離れて田舎に住み、たまに奥さんや家族のところに通いたいというのも、農村では通用しにくい話です。将来的に合流するなら話は別ですが、離ればなれになるとわかっているのに手伝ってといわれても、私たちだって困ります。貸家の代わりに多少の地域貢献も考えておられるようですが、最初から「体力が小学生並み」では意欲を疑います。正直に申されたのはわかりますが、ご自身の都合ばかりで、田舎暮らしの熱意が伝わってこないのです。


以前に貸していた家。部屋の中の様子は外から見えます

 当社は基本的に貸家を扱っていません。その理由は3つくらいあります。1つは貸してもいいと考える所有者が少ないこと。過疎地では空家が増えていますが、盆暮れに帰省して使う人がほとんど。やむなく売却する人はいても、賃貸を望む人は多くありません。ましてただ同然で補修不要な家など、ないものねだりです。また、農村は家賃相場が安いので、借り主が地域トラブルを起こすと家賃収入くらいでは割に合いません。素性の確かな人でないと交渉は成立しにくいのです。地元業者にとっても貸家の仲介は家賃1カ月分の手数料にしかならず、赤字になるだけ。はっきりいって人助けの世界です。当社も民間企業なので、そこまでやる余裕はありません。貸家のお世話をするとしても、新築までの仮住まいというのが基本的なスタンスです。(Y)


古い民家はトイレも屋外。本格的な永住は無理です

次回は「都路の釣り事情」というお話
 

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