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都路林産開発
〒963−4701
福島県田村市都路町古道字芹が沢63−7
TEL0247−75−3333 
FAX0247−75−2808



 

 

第4回(08/10/13)
このコーナーでは当社で施工している現場からピックアップして、その様子をレポートします。写真を見比べると、どのように変化したかがわかるはず。ぜひ皆様の田舎暮らし設計に活かしてください。
古民家再生ドキュメント(K氏邸)−その2 
(その1はこちら/その3はこちら/その4はこちら/その5はこちら)



腐った部分を切り落とした柱。古民家再生ならではの作業です。
 

 前回は骨組みだけになった古民家の様子をご覧いただきました。ここから建物を補正していきます。古い建物は北側が湿気で傷みやすく、そのまま使えるケースはほとんどありません。地面に近いところを切り落とし、新しい部材と接合していきます。上の方は傷みが少ないので、そのまま使います。部材の根元を切り落とすと、建物の安定性は悪くなります。何か手を打たねばなりません。
 

台風前に建物を補強。半日後には完成しました。
 

  このときに偶然にも、台風が接近してきました。建物は足を切られたような状態なので、雨風に耐えられるよう、しっかり補強する必要があります。しかし、さすがプロの大工さんは手慣れたもの。半日もしないうちに、建物のまわりを材木で補強しました。筋交いも入っているので、これなら台風がきても大丈夫。
 

内部から見たところ。補強材がなければ建物が宙に浮いているような状態です。

  建物内部でもあちこちに補強材が入れられており、安定性を高めています。幸いにも台風は横道に逸れ(不思議なことに今年は台風が一度も日本に上陸しません))、心配は杞憂に終わりました。
 

作り直した基礎。これで足下が安定します。
 


補強した柱。少しずつ新しい構造体になっていきます。
 補強材を入れたのは、台風対策のためだけではありません。ここで基礎を作り直すのです。現代の基礎は束石ではなく、布基礎にします。足下を安定させることにより、しっかりとした古民家に再生できるのです。
  腐った柱は一部を切り取りましたが、梁と接合している柱に手を加えると建物が傾いてしまいます。残せるものは残し、新しい材木で補強していきます。基礎と構造体を作り直すのは、古民家再生でいちばん大切なことです。次回もこの続きです。

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